顎関節症治療の変化と咬み合わせ治療顎関節症治療の変化と咬み合わせ治療

顎関節症治療の変化と咬み合わせ治療

私は30歳の頃から海外の研修に取り組み始め、早くも25年が経ちました。歯科において、特に咬み合わせについては海外、具体的にはアメリカが先行していると感じています。アメリカでもマウスピースを用いた治療は行われていますが、マウスピース治療の比率は以前よりも少なくなってきているようです。

私自身は、マウスピースを一切使用せず、咬み合わせの診断機を活用して歯を削る方法を採用しています。咬み合わせは顎関節の状態によって歯の位置が影響されるため、そのバランスが変化した場合には歯を削ることで調整をする必要があります。その代わり、事前にCTやMRIを利用して顎の診断を行い、歯を削ることによるトラブルを未然に防いでいます。

患者さんの中には歯を削ることに対して抵抗感を持つ方もいらっしゃいます。名取歯科医院ではそのような方には無理に治療を勧めることはありません。しかし当院にいらっしゃる前に、別の保険医療機関で歯を削った治療をされたケースも散見されます。歯の治療は慎重に進めるべきだと名取歯科医院では考えております。