顎関節治療と矯正治療顎関節治療と矯正治療

顎関節治療と矯正治療

顎関節症は女性に多い病気で、当院の患者さんも8対2の割合で女性が多いです。矯正歯科も患者さんは若い女性が中心ですが、それもあってか患者さんから「矯正治療をすれば顎関節商は治りますか?」と聞かれることがあります。
名取歯科院では顎関節治療の際に、矯正治療を組み込む場合もあります。これは矯正治療によって歯並びや噛み合わせを改善することで、顎関節の負担 (顎関節症) になっている原因を解消することが出来る場合などです。

矯正治療というと、ワイヤーを用いた治療方法を思い浮かべる方が多いかと思いますが、歯の表面に金属を貼り付けるため、どうしても食べかすや汚れが付着しやすくブラッシングもしずらいため、虫歯になってしまうリスクや審美的にマイナスになってしまう場合があります。矯正治療中も快適にお過ごしして頂く為に、名取歯科医院ではインビザライン(マウスピース矯正)を導入しております。

こちらのお写真は抜歯と矯正をしたケースですが顎関節症の治療が完了した際には、このように問題無くきれいに並んでいます。
誤解しないでいただきたいのは、矯正治療をしたから顎関節症が治るわけではなく、顎関節症の治療のひとつとして矯正治療を用いることがあるということです。
これは抜歯するかしないかでも同じことが言えます。

顎関節症の症状は、お口の状態は患者さんごとに違います。ですからどのような治療をするかは、患者さんごとに異なります。様々な要因によって決定するので、矯正すればよいとか抜歯しないから良いとか、逆に抜歯するから悪いとかではありません。

大切なことは患者さんの歯がきちんとキレイに並び、かつ、快適に咬める状態になることだと名取歯科医院では考えています。