常に万全な体制で治療に臨むために
名取歯科医院に顎関節症の問い合わせが増えたと感じたのは、2018年ごろでした。
私は患者さんに常に万全な体制で治療にあたるべきと思っています。特に顎関節症は他の虫歯などの治療と違い、患者さんと歯科医師の双方が納得するためには、CT・MRI・レントゲンなど様々な検査データが必要になります。なぜなら名取歯科医院では、顎関節症の原因を「関節の障害・不調」と捉えているからです。
治療前に整形外科的アプローチとして診査診断をおこない、膨大なデータから原因をしっかり捉えた上で「どのように治療するか」検討します。
そこから導き出した治療計画を患者さんご自身にもご理解ご納得いただいたうえで、はじめて顎関節症の治療に着手します。これらの診査単段を経ず、いきなり歯科医師が患者さんに「とりあえずマウスピースをしてみましょう」などという治療は名取歯科医院は論外だと考えています。
お腹が痛くなったとき何の検査もせず「とりあえず手術をしてみましょう」と言われたらどうでしょう?これは歯科治療でも同じはずです。治療とは診査診断の上で行うべきと30年間、顎関節症に悩まされ続けた私自身の経験からも揺るぎない方針です。