初診の患者さんへ ~「ほんとうの歯科治療」を実現するための自由診療~初診の患者さんへ ~「ほんとうの歯科治療」を実現するための自由診療~


「ほんとうの歯科治療」を実現するための自由診療

院長の名取健寿です。当院にご興味をお持ち頂き、ありがとうございます。名取歯科医院は保険外診療(いわゆる自由診療)専門の歯科医院のため、保険証の使用はできません。

患者さんから「なぜ保険診療をしないのか?」と聞かれることがありますが、これには理由がございます。私は歯科医師になってから25年以上、歯科保険診療に従事しておりました。

私が担当する治療の中で経過良く進むものもあれば、中には治療に手間暇と時間をかけても経過が思わしくない治療があるのです。歯科医師として特に経過が思わしくない治療には「なぜ同じ事をしていても上手くいかないのか?」と悩んだ時期がありました。

その疑問を徹底して考え抜いて「ある結論」に辿り着きました。その原因は「顎関節の状態によって、1本1本の歯に様々なトラブルを引き起こしていること」でした。つまり、いくらお金や時間をかけて、歯や歯ぐきを治療をしても、顎関節に異常があれば良好で安定した治療結果を出せない事になります。

しかしこの根本を知り、原因から治療する「ほんとうの歯科治療」は、現行の法律ルールのもとでは、保険治療としては提供することが出来ません。

人は歯を動かして(正確には顎を動かして)、食べ物を咬んだり、お喋りをしたり様々な事を無意識におこないます。その背後には「歯」「筋肉」「神経」「骨」そして「顎関節」と「靱帯」「軟骨」など、様々な器官と要素が重なり合って機能します。

歯科治療は本来、それらの器官に対しても精密な診査が必要のはずです。

すると、歯の状態を知るレントゲン撮影はもちろん、歯と骨を立体的に知る歯科用CT撮影、関節と軟組織を知るMRI撮影、筋肉の状態や偏りをお顔から知る顔貌写真、面と点、そして力を知る咬み合わせ検査、虫歯と歯周病の傾向を知る唾液による細菌検査、全身の状態を知る血液検査、など、これ以外にも様々な精密検査が最初に必要になります。

特に「顎関節」は、従来口腔外科で治療するとされてきましたが、口内の他の器官と密接に関係している以上、顎関節の状態を無視して歯科治療を行うことはできないと考えています。

逆も然りで、顎関節症に悩まされている患者さんが口腔外科で治療を行っても、他の歯や歯ぐきの異常に対しては治療ができないために、マウスピースなどの治療を行う事でかえって悪化してしまう事もあるのです。

歯科治療でも顎関節の治療でも、まずは口の状態を詳細に検査し、それに合わせた治療法を行わなければ、原因から治療する「ほんとうの歯科治療」を実現できないのです。

よく初診の患者さんに「なぜ直ぐ歯の治療を始めてくれないのか?」とも訊ねられます。もちろん急な脱離や出血など急性症状の応急処置はいたします。

患者さんにも考えて頂きたいのは、歯科医師が十分に患者さんのお口の中の状態を理解せず、あなたの考えや悩み、そして希望をきちんとお聞きせず治療をしたらどうなるでしょう?例えば、測量もせず傾いた土台の上に立てたお家に、あなたは安心して住めますか?

経験豊富だから難しい顔で一枚のレントゲンを見たら、なんでもお口のことが分かってしまう?そんな歯科医師は世界を探しても一人もいないはずです。これを経験と言うなら詭弁で詐欺的とも言えるでしょう。

歯科医(医師)というのは科学者です。ですから検査を通してデータを集め、分析し、その患者さんの過去・現在・未来を知るのです。それが無ければ「何をどう治療していいのかわからない」ということになります。

名取歯科医院では、一度治療を受けて頂いたら、基本的には「ずっと快適にお過ごし頂ける歯科治療」を目指しております。実際に患者さんの中には、半年に1回の定期検診に通って頂き、気がついたら20年経っていたという方もいらっしゃいます。

私が歯科医師として患者さんに責任と自信をもって提供できる歯科治療は、保険外診療(いわゆる自由診療)専門という選択肢しかありませんでした。

ただ患者さんの立場で考えれば、どの歯医者さんが良いのか?どんな先生なのか?何より信頼できるのか?と…ある意味で「歯医者の品定め」をしたいのが初診の本音だと思います。

名取歯科医院では現在、初めてご来院頂く患者さんに限り、気兼ねなくお越し頂き、お悩みのご相談から少しでも相互理解を図れるように、初診カウンセリング(約30分)は無料としております。

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