他院と当院の治療費の違い
歯科治療費の決定基準
医師が保険診療を選ばず保険外診療(自由診療)を選択した場合、その費用・料金は法制度上、それぞれの医院が自由に決定して良いとされています。そのため一見すると同じように見えるセラミックやインプラントでもメーカー、グレード、お一人の患者さんをお迎えするその治療品質で価格は医院ごとに異なります。
例えば、あなただけに仕立てられたオートクチュルとデイリーウェアでは、同じジャケットでもお値段は大きく異なるでしょうし、職人が手仕事で素材から叩きあげた宝飾品と金型で大量生産されたものでは、同じジュエリーでも価格は全くことなるはずです。
歯科治療(医療)も同じような側面を持っていることを、患者さんにお話ししたいと思います。
名取歯科医院の治療費は、次のことを基準として決定しました。
1.患者さんへの余裕ある治療時間
名取歯科医院では1来院あたり、1時間から2時間のお時間を頂き、一人の患者さんを院長と担当歯科衛生士が丁寧にお迎えします。
これに対し保険診療では5分から10分程度の治療・処置を、多くの患者さんの同時並行でおこなうことが一般的です。
2.高品質で安全性の高い材料
保険診療では使用できる材料また点数(治療費)があらかじめ決まっており、どんなに患者さんにとってプラスで高品質な材料も治療に使うことはできません。高価でも高品質な材料は結果として天然歯との適合(フィット)が抜群に良いのです。適合が良いという事は、細菌や汚れが着きにくいため、虫歯や歯周病なドの再発リスクとトラブルが圧倒的に少ないのです。
3.ディスポーザブルと衛生管理の徹底
歯を削った切削バー、コップ、エプロンなど患者様が使用したものは、すべて治療後に廃棄致します。これは衛生的な歯科治療を提供する上でとても大切です。また院内は水消毒システム、全館空調を24時間365日稼働させることで、新型コロナウイルス、インフルエンザウィルス、各肝炎ウイルスを始めとした万全の感染症対策を提供しています。
4.歯科技工士の重要性
歯科技工士は治療をする上で無くてはならない存在です。例えばセラミッククラウンを1本作るにも歯科医師である私の考えと、担当する歯科技工士の考えが同じでなくては歯科治療は成功しません。精度の高い美しいセラミッククラウンを作るにも技工士選びは大切です。名取歯科医院パートナー歯科技工士は「日本口腔インプラント学会認定 歯科技工士」です。
5.高品質を目指す意味
なぜ、このようなサービスを選択をするのか?それは名取歯科医院を選んで頂いた患者さんに、歯周病、虫歯、神経、セラミックス、インプラント.顎関節症、歯列矯正の種類を問わず、一度治療した歯や部位を再び治療することの無いように、その時点で最善と言える歯科治療の提供を目指しているからです。
これらの理由から、最善の結果を患者さんに提供するために根拠に基づいて適正な治療費を決定しています。名取歯科医院では、一度治療を受けて頂いたら、基本的には「ずっと快適にお過ごし頂ける歯科治療」を目指しております。
保険診療では現在の症状に対する処置が中心になります。
例えば「顎が痛い」という患者さんの訴えに対して、マウスピースなどで噛み合わせを調整して対処をするなどといった治療は保険で可能かもしれませんが、それ以上の治療は難しいでしょう。
これに対して自由診療ではまず「顎の痛み」の原因をCTレントゲンや顎関節のMRIなど様々な検査で徹底的に調べるところから始まります。そして検査結果に基づいてDTR Therapyやボトックスで噛み合わせをコントロールし、さらに定期検診などで将来における再発予防や虫歯治療にも対応できます。
このように原因に対する詳細な検査や、将来をきちんと予見して治療計画を行うことが出来るのも、保険外診療(自由診療)の良いところです。
ただし、これまでお話ししたように治療費は個々の歯科医院で自由に設定できるため、症状に応じてマウスピースを調整するだけなど、とても価値があるとは言えない歯科顎関節治療がまかり通っているのも事実です。
患者さんも見た目の安さ、また早さだけに惑わされることなく、ご自身の大切な歯とからだを預ける歯科医院を、しっかりと考え選んで頂きたいと思います。